プロジェクトストーリー #05
思いを込めた技術講習会でパートナーシップの強化を目指す
思いを込めた技術講習会でパートナーシップの強化を目指す
Project
Story

PROJECT MEMBER

  • 写真:K.Setoyama
    K.Setoyama
    取締役 施工管理部本部長
  • 写真:K.Funata
    K.Funata
    技術サービス本部 管理担当課長
  • 写真:A.Kawahara
    A.Kawahara
    東京営業部 営業Ⅰ課
section01

入念な準備を経て、
2025年の技術講習会がスタート

日本熱源システムでは、冷凍機の現地での施工やサービスにあたり、多くの協力会社様の力を借りている。これらの協力会社様とともに技術力の向上を図ることが、お客様の満足度を上げるためには不可欠だ。そこで2024年、協力会社様を滋賀工場に招き、初めての技術講習会を開催した。

2025年も、昨年に続いて第2回目を開催することが決まり、約5カ月前から準備が始まった。運営責任者を任された技術サービス本部の船田が、人員配置やスケジュール管理、最寄り駅からの送迎バスや食事の手配に至るまで、全体の統括に当たった。「第1回目だった昨年は、日本熱源システムという会社やCO2冷凍機の基本的な部分をお伝えする内容が主でしたが、今回はもう少し実際の作業に即したことまでお伝えできれば」と、一部に実技講習なども組み込んだ。

今回は、約30の協力会社様から50名を超える方の参加を得た。「ご参加の皆様と最初に顔を合わせる」受付のまとめ役を担ったのは東京営業部の河原だ。「足を運んでくださった皆様に気持ちよく会場に入っていただくために、ちょっとした部分もおろそかにしないよう、前日にはリハーサルもしました」と笑顔を見せる。「それぞれが自主的に考えて行動しチームワークもいい」との言葉通り、6名が応対した受付からの流れは滞ることがなかった。「個人としてもイベント事が好き」という河原は、「ご参加の方々に喜んでもらえるようにと準備するのは楽しかった」と言う。当日の受付では、うれしい出来事もあった。「現場でご一緒した方から『ああ、河原さん!』と声をかけていただいたんです。地方の協力会社様とは、現場での仕事が終わってしまうとお会いする機会も少なくなるのですが、顔と名前を覚えていただいているというのは、この仕事のやりがいにもつながります」。

社長・原田のあいさつを皮切りに、いよいよ1日がかりの技術講習会の幕が開く。

section02

対等なパートナーとしての関係を重要視

午前中にCO2冷凍機に関する講習、昼食休憩をはさんで実技講習と工場見学など、技術講習会は長時間に及ぶ。にもかかわらず、午後に入っても参加された皆様は興味深そうに説明を聞き、活発に質問もしてくださった。工場に移動すると、意見を交わす小さな輪がいくつもでき、時には笑い声も上がった。
「昨年、施工の際の注意点などをアナウンスしたら、そのトラブルに関しては件数がぐっと減ったんです」と船田。この技術講習会が技術力の向上に確かな役割を果たしていることは数字にも表れている。
講習会の場では、昨年は技術に関するマニュアル、今年はサービスメンテナンスに関するマニュアルも配布した。船田をして「かなりの分厚さ」と言わしめるマニュアルは、協力会社様にも大いにご活用いただいている。

技術講習会には多くの社員を動員し、長期にわたる準備を行っている。これだけ力を入れるのは、技術力の向上だけがこの講習会の目的ではないからだ。2年にわたって講師を担当した施工管理部本部長の瀬戸山が話してくれた。
「CO2冷凍機というと、日本のように夏は非常に暑く冬は氷点下になるところでは扱いが難しいというイメージがありました。しかし、安定して使えて性能もいい、消費電力も抑えられて環境にもいいという本当にすばらしい機械であり、決して“とっつきにくい”ものではないことを、きちんとお伝えしたいんです。
そして、一番大きいのは、やはり仲間、パートナーを増やしたいというところです。『業者さん』ではなく『パートナー』。良い製品をより良いかたちでお客様に提供し、提供したものをより良く使っていただくために協力し合っていきたい、さらに言えば、同じ志を持った仲間を増やして仕事をしたいんです。普通は出さないマニュアルをお配りするのも、パートナーの皆様に知識や情報をどんどん共有するという意識の表れですね。
一方で、協力会社様からいただく意見が私たちの勉強になることもたくさんあります。互いが対等にディスカッションできるようなパートナー関係をつくりたいという気持ちは、弊社の全員が持っていると思います」。

section03

眺望を楽しみながらバーベキューで懇親会

技術講習会が終わると、工場内のテラスに移動してバーベキューでの懇親会が始まった。朝から準備した数々の料理が並び、テーブルの上はとても華やか。会場はにぎやかに盛り上がっていた。
テラスでは、社員が汗だくになりながら腕を振るう。その中には、アウトドアグリルブランドのアカデミーにまで行って調理法を習得してきた者もいる。運営責任者である船田も、会場を忙しく動き回っていた。

今回初めて参加したという株式会社KAWANOの関西プラントオフィス所長・堤𠩤様は「実際ある不具合に対する改善点を、実物を用いて体験できたのは非常に良かった」と話してくださった。日本熱源システムについては「行動力がすごい会社」というイメージがあるとのこと。「今日のバーベキュー一つでも本気度が伝わってきますよね。お客様第一主義というところで、私どもも思いは同じ。今日1日も楽しかったですけど、こうして関係性が深まり、いろいろな方とのつながりも増えて、明日以降が楽しみになりました」との感想をいただいた。
2回目の参加だという三王機工株式会社の名古屋営業所所長・嶋田様は「テラスでバーベキューという、この発想もすごいですよね。こういう機会があるのとないのとでは、技術や知識が得られるという点でも親睦が深まるという点でも全然違います。現場で協力し合う気持ちも強くなるのではないでしょうか」とおっしゃり、「やっぱり仕事って人と人なので」との言葉には力がこもった。
船田も「交流の場を通じて強固な協力体制を築くことが、お客様に良いものを届けることにつながっていけば」と願っていた。

「多くの協力会社様のお力を借りていることの背景に、弊社の組織づくりが機械の売れ行きに追いついていないという面があるのも事実」と、日頃から組織づくりや社員のスキルアップにも力を尽くしている瀬戸山は言う。「日本熱源システムに入ってくれる仲間」を求める思いも強い。「今回のイベントも、若い世代が積極的に関わってまとめてくれているんですよ。弊社はどんどんチャレンジさせてくれる会社であり、性別・国籍などは関係なく頑張る人を認める会社です。自分の意見をバシバシ出せるような、いい意味で“我の強い”方に、やりたいことをぜひ一緒にやってみませんかと声をかけたいですね」。

日本熱源システムは協力会社様との協力体制をより一層揺るぎないものとし、今後もさらなる技術力の向上に努め、施工・サービスにおいても高いお客様満足度を得られるよう注力してまいります。

2班に分かれて工場見学が行われた。冷凍冷蔵実験室でマイナス温度の庫内を体感。

サービスメンテナンスに関するマニュアルを配布。

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