プロジェクトストーリー #07
展示会「HVAC&R JAPAN 2026」で
新製品2機種を発表
展示会「HVAC&R
JAPAN 2026」で
新製品2機種を発表
Project
Story

PROJECT MEMBER

  • 写真:K.Harada
    K.Harada
    代表取締役社長
  • 写真:A.Sasaki
    A.Sasaki
    広報担当主任
  • 写真:Y.Yamamoto
    Y.Yamamoto
    購買部 国内購買課主任
section01

130℃熱水CO2ヒートポンプと、
省エネ空調システムを初披露

日本熱源システムは、2026年1月27日から30日まで東京ビッグサイトで開催された「HVAC&R JAPAN 2026 第44回冷凍・空調・暖房展」に出展した。「HVAC&R JAPAN」は、2年に1度開催される国内唯一の冷凍・空調・暖房機器産業の専門見本市・展示会。1956年に「国産冷凍機展」として初開催されて以来、今回で70周年を迎えた。

HVAC&R JAPANへの出展理由を「この展示会は日本冷凍空調工業会が主催し、業界各社が技術の進化を競い合う場でもあります。長年の構想を経て開発した、2つの新製品を発表するのが今回のメインテーマです」と社長の原田は語る。
その2つの新製品が、CO2ヒートポンプ「SUPER HEAT(スーパーヒート)」と、ターボ冷凍機「SUPER BLUE(スーパーブルー)」だ。

「スーパーヒート」は、最高130℃の熱水を1時間あたり4.2t生成することが可能な、日本で初めての産業用高温CO2ヒートポンプ。「100℃以上の熱が必要で、従来のヒートポンプでは対応できなかった消毒、乾燥、蒸留といった用途にも使うことができます。具体的には、飲料や牛乳の製造プロセスで主流とされている120℃から130℃の殺菌処理や、化学プラントにおける反応釜の加熱など、幅広い分野の製造プロセスで利用可能です。温度だけでなく省エネ性も大きなメリットで、従来のボイラーと比べて3分の1ほどに消費エネルギー量を削減できます。ボイラーによる大量のCO2排出という悩みも、このCO2ヒートポンプの導入で解消されます」と、原田はスーパーヒートに絶対の自信をのぞかせた。

「スーパーブルー」は、データセンターの冷却、ビルや商業施設といった大規模施設の冷房に適した省エネ空調システム。その特徴を原田は「磁気軸受けを採用した『Turbocor®』という圧縮機を搭載することで、摩擦ゼロでエネルギー損失がなく、ユニット全体でオイルフリー構造を可能にしました。そのため、空調システムとしてIPLV(期間成績係数)9.4以上の高効率運転や省メンテナンス、ランニングコストの削減を実現しています。冷凍能力が1,000kWありますがコンパクト設計で、運転音もじつに静かです」と語る。構想から約3年を経て実用化されたスーパーブルーに大きな手応えを感じている。

* CO2冷媒を使用した加熱能力500kWのヒートポンプとして(当社調べ、2025年12月現在)

section02

実機展示をメインに、技術力を発信

展示会会場に足を踏み入れ、真っ先に目に留まったのが日本熱源システムの展示ブース。ホール入口正面の一等地を小間割り抽選で引き当てたのが、運営責任者を務めた広報担当主任の佐々木だ。HVAC&R JAPANで発表する新製品2機種を中心に、CO2冷凍機「SUPER GREEN(スーパーグリーン)」などの主要製品、「JEXSYS」ブランドのPRに向けて、お取引先向けへのご案内をはじめ、展示企画、ブース装飾、展示映像・パネル制作に至るまで入念に準備を進めてきた。
「ブース企画の一番のポイントは、スーパーヒートとスーパーブルー、スーパーグリーンの実機展示です。フレームを外して、来場者に中身や細部まで実際にご覧いただくことで、新製品の誕生と当社の技術力を大々的にアピールしたい」と佐々木は言葉に力を込めた。
展示された実機3台の搬入・搬出を担当したのは滋賀工場 購買部の山本だ。「いずれも滋賀工場で実際に稼働している製品を搬入して展示しています。スーパーブルーは高さがあるため低床トレーラーで輸送しました。重量のある機械だけに小まめな移動はできないので、車両でホール内まで乗り付けて、指定場所に一発勝負で設置しました」。

展示会がスタートすると、実機を取り囲むように来場者が足を止めてくださった。興味深そうに実機に触れる方や、特設した階段に上って隅々まで注視してくださる方が数多くいらっしゃり、制御盤を開いてメモを走らせる方も見受けられた。
新製品に対する来場者の反応を佐々木に聞くと「スーパーヒートについては、130℃の熱水が取り出せるという事実が業界内に衝撃を与えたようで、特に同業他社から注目を集めています。
来場者からはスーパーブルーのご質問をいただくことが多く、空調需要の高さを改めて実感しました。どちらの製品もいいアピールができたと思います」と笑顔で答えてくれた。

section03

600人を超える方々と名刺交換を達成

この展示会には、東京本社の社員だけでなく、各支店・工場・技術サービス部門からも社員が有志で参加した。
実機の搬入・搬出を担当した山本も、自ら手をあげてブースに訪れる来場者と交流を図った。「工場で勤務していると、どうしてもお客様との距離が遠くなりがちです。このような展示会でお客様の“生の声”から考えやご要望を直接伺い、知見を広げたくて参加しました。
私は購買担当ですので、最新の技術・製品が集まるHVAC&R JAPANで新規サプライヤーを開拓したい思いもあります」。

「スーパーヒートに興味を持ってくださる建設業や施工業の方が多くいらっしゃいました」と話してくれたのは東京営業部の橋本だ。「化石燃料から電気へとエネルギー源の転換を課題としている企業から、ヒートポンプの需要が非常に高いそうです。
使用温度帯が170℃前後という印刷機メーカー様とも直接お話させていただき、『一次加熱の熱源装置に最適だ』とスーパーヒートを評価してくださいました」。

HVAC&R JAPANに初めて参加した東京営業部の川又は、「国内のみならず、アジア等の海外からも沢山の企業様が当社のブースにお越しくださいました。日本の冷凍・空調・暖房技術に関心を寄せてくださる方に、スーパーヒートとスーパーブルーという2つ新商品を紹介できたことを嬉しく思います」と語ってくれた。

HVAC&R JAPANでは3度目、数多の展示会で運営責任者を務めてきた佐々木は「想定をはるかに上回るお客様、業界関係者様が当社ブースにご来場くださり、大盛況の展示会となりました。4日間にわたり600人を超える方々と名刺を交換することができたのは大きな収穫です。引き続きアプローチを図って成約につなげたい」と意欲を示した。

当社ブースにご来場いただきました皆様に、深く感謝申し上げます。
日本熱源システムは、この度リリースしたCO2ヒートポンプ「SUPER HEAT」、ターボ冷凍機「SUPER BLUE」の普及拡販に努め、各企業が取り組む省エネルギー対策に貢献してまいります。

スーパーブルーの圧縮機「Turbocor®」をご覧いただける
ように特設階段を設置し、実機も展示。

新製品スーパーヒート/スーパーブルーに
自信を見せる原田社長。

来場者との相談コーナーでは、
新ブランド「JEXSYS」を紹介。

課題やご要望をヒアリングしながら、
当社製品を積極的にご提案。

ブース設営前の実機搬入に立ち会う山本社員。
スーパーブルーの設置場所を指示。

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